毎日まだかなまだかなと羽を広げるのを待っていた子どもたち。
日差しが照りつける蒸し暑い日の朝のこと、
気持ちよさそうに綺麗な模様の羽を大きく広げていました。
待ちに待ったアゲハ蝶の羽化。
子どもたちは園庭に連れてきてしゃがみ込みます。
「逃したほうがいいよね。ありがとうって。」
「うん」
ひらひらっ…
「ばいばーい!げんきでねー!!」
「ごはんたべてねー!」
元気よく飛んでいく蝶々へ見えなくなるまで手を振ったり、飛んでいった先を見つめたりしていました。
たくさん本を見て調べて失敗もありながら大切に育ててきたアゲハ蝶。
みんなで気持ちを確かめ合いながら“放す”を選択した子どもたちでした。